高校生ものづくりコンテスト
主 旨
近年、若者の製造業離れが進み、ものづくりの技術・技能の継承が危ぶまれています。
我が国の持続的発展を維持するためには、産業が支える技術・技能水準の向上を図るとともに、
若年技術・技能労働者を確保し、育成することが急務であります。
全国校長協会では、この時期こそ、ものづくりの社会的機運を高める絶好の機会であるととらえ、
各学校で取り組んでいるものづくりの学習成果の発表の場として、
全国の高校生が一堂に会して、技術・技能を競い合う全国的な大会を企画した。
自動車整備部門
競技は、学科競技(課題T)、実技競技(U〜W)で構成されています。
実技競技については、進行が円滑に運ぶように2コースを設定しています。
競技者により進行する課題の順序が異なりますが、それぞれの課題内容は全く同じものです。
なお、実技競技には、事前に問題内容を検討できるよう、思考時間が設定されています。
学科競技 制限時間 30分
課題T
3級自動車ガソリンエンジン及び、3級自動車シャシ整備士の検定並びに登録学科試験程度の四者択一とする。 ただし、法令及び計測関係は除きます。
実技競技 制限時間 各15分 思考時間 各5分
課題U 計測
自動車の各部品をノギス、マイクロメータ、ダイヤル・ゲージ、シリンダ・ゲージなどを使用して測定します。
課題V 車両点検
実際の車を使用し定期点検や車両の取扱いをします。
必要工具(比重計、デプス・ゲージ、スケール、十字レンチ、トルク・レンチ他)
課題W エンジン故障探究
ベンチ・エンジンを使用して、故障しているエンジンの原因を探します。
必要工具(デジタル・サーキット・テスタ、ダイアグノーシス点検要領及び一覧、回路図、ダイアグノーシス・コード読取用短絡端子他)