名古屋の町を流れる堀川を清流にしよう堀川ライオンズクラブが支援活動をしています。愛知県の化学系学科でもこの堀川の清流復活を願って、化学分析の卓越技能賞受賞者2名が環境浄化の役に立ちたいと8月に堀川の水質調査を実施しました。調査に協力したのは愛知県高等学校工業教育研究会総合競技大会と、ものづくりコンテスト東海大会の化学分析部門で活躍し、優勝、準優勝した小牧工業高校化学工業科の3年生愛知工業高校化学工業科の3年生の二名が堀川の木津根橋から納屋橋までと名古屋城の西堀の8個所でDO(溶存酸素)、BOD(生物的酸素要求量)、COD(化学的酸素消費量)、pH(水素イオン濃度)、温度の5項目を測定しました。
 水質調査を行って2人は
「下流に行くほど生活排水が多くなり、DO値が下がっていくことが分かりました。木曽川や庄内川と比べると堀川は汚れているので、これからももっとこうした活動を続けて1日も早く堀川を清流に戻して、川と海の魚たちが交流できるような川になってほしい。」と話していました。

測定場所:木津根橋・猿投橋・城北橋・中土戸橋・名古屋城西堀・小塩橋・桜橋・納屋橋付近の堀川の水質(表層と底層)


木津根橋から調査開始だ!


納屋橋では堀川ライオンズクラブ主催のエコロボットコンテストが行われます。


中土戸橋での調査
橋から川に計器を入れて測定。


城北橋での調査


CODも得意の滴定で測定しました。


納屋橋のDOは低い。


猿投橋での調査
近所の人の話によるといつもより汚れているらしい。


納屋橋の床層を採水
下流の底層にはヘドロが堆積しています。


名古屋城西堀での調査
お堀の水は堀川とは色も水質も違うようだ。


桜橋での調査


DOのほかpHや水温も測定しました。


小塩橋での調査


学校に戻ってBODを測定
恒温機で20℃5日間培養します。


名古屋城のお堀や堀川には鯉や亀がいました。

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